CASE 解決事例

労働者からの相談

「上司からのセクハラ被害と対応策について」

Q.上司からセクハラを受けています。でもはっきりと嫌だと言ってしまうと、上司の機嫌を損ねて、会社に居られなくなるのではないかと思い、曖昧な返事をしてしまっています。会社に相談しても、会社は上司の味方をしそうで、まだ誰にも言えていません。どうしたら良いのでしょうか?

セクハラの相談には、あなたのような内容のものがとても多いです。
あなたが、精神的に病まないことを心から願います。

早めに会社のどなたかに相談することが、一つの選択肢ではあるのですが、会社側があなたの思う通りの対応をしてくれるとは限りません。
これまで多くのセクハラ案件に関わってきましたが、大きく分けて会社側の取る対応には2つあります。

一つ目は、「それは勘違いさせるあなたが悪い」というように、被害者の自己責任にされてしまうケースです。
二つ目は、被害者の申立を受け入れて、行為者(加害者)である上司をすぐに処分してしまうケースです。

実はこの2つ共に、被害者のためにはならないことが多いのです。
特に二つ目の、行為者を会社が処分したことは、多くの被害者の方も求めていることですので、なぜそれが被害者のためにならないんだろうと思われるでしょう。
会社側が、行為者から十分なヒアリングを行わない状態で処分をしてしまうことで、行為者には不満が残り、それがその後の態度に現れます。
そしてそれが回りまわって、被害者の方の耳に入り、被害者の方の心を傷つけてしまうのです。
しかし処分をしたことで、もう行為者は免罪された状態なので、被害者側で出来ることは無くなってしまうのです。

詳しくは、次のリンクをご覧ください。
https://dialogue1st.com/blogs/how-to-make-workplace-best-place/

我々がセクハラ問題で会社と交渉する時は、「行為者(加害者)を処分しないでください」と申し入れることが多いです。
そして、行為者との対話を継続することで、被害者の方の心の奥底の心理状態を、行為者と会社の方に理解してもらうことに努めます。
被害者の方が直接行為者と話をするのは、まずやりたくないことでしょうし、この間にあったことを、会社の人の前で話すことすらも、大きなストレスを感じることだと思います。
我々を仲介役にしていただくことは、有効な選択肢の一つだと思います。

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