経営者・会社からの相談
「職場の人間関係悪化への対応と職場環境改善策」
Q.保育園を経営しています。あるクラスの同僚同士の折り合いが悪く、そのうちの一人は、相手との関係がストレスになって、職場を休みがちになってしまいました。
彼女たちが直接接しないために、シフトをずらして、顔を合わせないようにしたのですが、一向に良くなる気配は見えません。
何か良い方法はありますでしょうか?
以前に同じようなケースがありました。
その時は、先輩と後輩とで関係構築が上手く行かず、後輩が病気になってしまいました。
その時も、会社は良かれと思って、当人同士のシフトが被らないようにと気を遣っていました。
後輩従業員と個別面談をしたところ、シフトをずらして会わないようにするのではなく、先輩従業員とは本当はちゃんと話がしたいという気持ちを話してくれました。
そこで今度は先輩従業員と個別に話をしたところ、自分も後輩とは直接話をしたいと思っていたという答えが返ってきました。
そこで当社代表が立ち合いのもとに、先輩と後輩が直接会って話をする場を設けることになりました。
話し始めて1時間、二人はお互いの行き違いに気づき、お互いの真意を知り、涙しながら握手をしていました。
ここで大事なのは、「私が言いたいことわかった?」「はいわかりました」という会話があったときに、そこをそのまま流さずに「どういう風にわかったか、言葉で説明してもらっていいですか?」と突っ込んだ質問をすることです。
実際にこの時も、「わかった」と思っていたことが、相手が言いたいこととは違っていたということがわかったのです。
その違いがわかったことで、逆に会話が深くなり、最後の涙を流し合っての握手に繋がりました。
これは当人同士だけでは中々できない会話ですので、ぜひダイアローグ1stで提する、第三者のファシリテーターをご利用ください。